0歳・2歳(途中で3歳)を連れて家族4人で世界一周——。
「何を持っていけばいいの?」「荷物はどこまで必要?」
そんな不安を抱えながら旅を準備した私たちですが、実際に10カ国を回ってみて“本当に役立った持ち物”がはっきりわかりました。
この記事では、子連れ世界一周に持っていってよかったもの11選を、実際の使用感や「なぜ必要だったか」まで詳しく紹介します。
どれもこれも持っていかなきゃならないと迷っている方、これを持って行けば間違いありません。
これから長期旅行や海外旅行を考えているパパママにとって、無駄な荷物を減らしつつ“本当に必要なもの”だけを持っていけるよう、リアルな体験をもとにまとめています。
準備で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
<旅の基本スペック(荷物量・交通手段)>
まず我が家の旅の条件はこんな感じです。
- 期間:2024年1月29日〜3月27日(約2か月)
- 訪問国:10か国
- 移動手段:飛行機メイン/ボリビアは長距離バス/移動は配車アプリ利用
- 宿泊:物価の高い国はAirbnb中心、安い国はホテル
- 荷物:45Lバックパック×2+リュック×3(0歳なし)
- 1つはロストバゲし、途中で“折りたたみ100Lリュック”を購入(最終的に約13〜15kg)
この条件を踏まえて、「持って行ってよかったもの」を紹介します。
世界一周に持っていって本当によかったもの11選

子連れ4人での世界一周は荷物の量も限られるし、何を持っていくか迷いますよね。
ここでは、実際に旅をして「本当に役立った」と感じたものを、カテゴリーにわけて紹介します。
①モンベルの抱っこ紐
とにかく軽くて丈夫。
移動が多く、舗装されていない道も多い南米ではものすごく役立ちました。
装着も簡単で、0歳連れには必須。
0歳は、抱っこ紐して、歩けばだいたい無敵な気がします。
長距離を歩いたり、腰や肩があまり強くない人はやっぱりしっかりしているエルゴ系の抱っこ紐のほうがいいなと思いました。
②ベビーカー
「いらないかな?」と思ったけれど大正解。
空港・街歩き・観光・寝かしつけに万能。
荷物置きにもなるので、体力の消耗をかなり抑えられました。
我が家は、機内持ち込みできないタイプなので荷物の受け取りに時間はかかりますが、なんせ丈夫です。
タイヤが大きめなので、ガタガタ道でも心配ご無用。
自己責任ですが、1台のベビーカーに0・2歳一緒に乗せて移動できるときは、かなり楽でした。
③タブレット
2歳児との旅の“生命線”。
移動時間・空港の待ち時間・機内のグズり対策に欠かせませんでした。
ほんとにこれがなかったら地獄だったと思います。
子どもが全然興味ない観光地では、タブレットをみせて大人、子どももストレスがなかったと思いますね。
事前に動画のオフライン保存をしておかないといけないのでご注意。
④インスタント味噌汁
親も子どももホッとできる日本の味。
寒い地域や疲れた夜に本当に助かりました。
⑤スターシャーのジップロック(シリコン袋)
食べ残し、離乳食、フルーツ、パンなど何でも入れられて洗えば繰り返し使えるのが良いです。
普通のジップロックだと使い捨てなので、すぐにだめになってしまうことも。
これは、丈夫で洗えばいつでも清潔に使えます。
食品以外でも小分けポーチとしても使えるので持っておいて損はなしはず。
⑥水筒
飲み物代の節約にもなり、冷たいor温かい飲み物も持ち運べるので便利。
子どもの水分補給習慣も維持できます。
海外には水汲み場がたくさんある国もあるので、かならず持って行きますね。
⑦サンダル
子連れ旅は靴を脱ぎ履きするシーンが多いので、軽くて乾きやすいサンダルは必須でした。
靴下を履いて、サンダルをはけば靴と同じようなもの。
乾きやすいサンダルなら濡れても靴下だけ履き替えればOKなので、濡れてもストレスなし。
海外では室内土足文化ですが、我々はやはり土足に抵抗があるので、海外旅行のときには、室内用にビーサン(スリッパ代わり)を我が家は持参しています。
もしそれがなくても、サンダルを履いてきているのなら代用して使えるので便利。
持っていけばよかった…と後悔したもの

旅の途中で「あればよかった」と感じたアイテムを紹介していきます。
どれも、次回の旅行ではぜひ持参したい必須アイテム。
なので、本当に持っていってよかったもの11選の続きとして記載しました。
よかったら参考にしてみてください。
⑧日焼け止め
なんと、日焼け止めを忘れて行った我が家。
海外でも日焼け止めは買えますが、やはり日本のものが使いやすいなと思いました。
海外の日焼け止めは、白く残るものが多く、質感も重めだなと感じます。
なので、日本で購入していけばよかったた思いました。
⑨子ども用カトラリー
日本では、子ども用のカトラリーを貸してもらえる店が多いですよね。
しかし、海外だと言葉も通じにくく、子ども用のものを置いていないお店も多々あります。
海外のスプーンやフォークは大きいものが多く、普段自分で食べれる2歳でも大人の手伝いが必要でした。
スーパーで買ってきたものをホテルで食べるとなっても、子ども用のカトラリーがあれば便利だったなと思います。
⑩哺乳瓶洗いセット・洗剤
0歳児がいたのでミルクは必須。
哺乳瓶を洗うために、洗剤が必要ですが、ホテルだと食器用洗剤はありません。
現地で洗剤をそのためだけに買うと、量が多いものばかり。
なので日本から詰め替えボトルに入れて持って行けばよかったなと思います。
⑪レンジでお米が炊けるセット
お米は、子どもも大人もお腹いっぱい食べれ日本食です。
海外にいると、お米が恋しくなり、つい日本食を食べたくなりますが、現地でお米を買えば、簡単にごはんを炊くことができるので、重宝したことでしょう。
逆に「いらなかったもの」

実際に子連れで世界一周をしてみて、持って行ったものの中にはほとんど使わなかったアイテムもありました。
こうしたアイテムは、事前に「本当に必要か」を見極めることが重要で、荷物を減らして旅の負担を軽くするポイントにもなります。
わたしが、子連れ世界一周旅でいらなかったものを紹介していくので、参考にしてみてください。
ネックピロー
長時間飛行機に乗るからと言って、ネックピローを新調しました。
しかし、子連れで落ち着いて寝れる機会はなかなかありません。
ネックピローは、かさばるわりに使う場面が少なかったです。
今度からの旅には、絶対に持って行かないと決めました。
デジタルカメラ
軽量デジタルカメラを持って行きましたが、子連れでわちゃわちゃ移動する私たちには、あまり登場回数が少なくて、荷物になってしまいました。
この瞬間を撮りたいと思うと、スマホが一番早く出せて気軽にとれます。
圧縮袋
子連れ旅では出し入れが多く、圧縮袋は逆にストレスでした。
むしろ、スーパーの袋は軽量で、かさばらない。
透明なので、なにが入っているのか一目瞭然なので、スーパーの袋を持ち歩いてましたね。
ゴミを回収したり、汚れ物を入れるときにも使えるので、多機能です。
世界一周の荷物の量と移動方法

家族4人での世界一周では、荷物の量と移動手段が旅の快適さを大きく左右しました。
出発時は45Lのリュック2つを大人が背負うスタイル。
あとは、各自の手荷物リュック3つ(大人×2、2歳×1)でスタートし、0歳児用のリュックはなし。
荷物を最小限に抑えることで、空港や街中での移動もスムーズに。
移動手段は主に飛行機を利用し、ボリビアでは長距離バス、その他の地域では配車アプリを使ったタクシーで効率的に移動しました。
荷物の量と運びやすさを意識することが、子連れ旅の快適さにつながります。
45L×2のリュック+リュック×3のスタート
出発時の荷物は、大人が45Lのリュックを背負い、各々の手荷物リュック3個でした。
0歳児用のリュックは持たず、必要最低限の荷物でスタート。
持ち物を減らすことで、空港や観光地での移動も比較的スムーズにできるように工夫しました。
ロスバゲ後の“100L折りたたみリュック”
出発直後、なんと1ヶ国目で1つの45Lスーツケースをロストバゲージ。
それを機に各大人がバックパックを背負うのではなく、荷物を1つにまとめて1人が背負う方法がいいと思い、折りたためる100Lのリュックを購入。
100L入りますが、荷物の総重量は13〜15kg程度に収め、大きな荷物は大人1人が運ぶスタイルにしました。
大人1人で背負うにはかなりの重量になるのでベビーカーに乗せたり、なるべく長距離を歩かない選択(移動)に切り替え。
メリットとして、大人1人が重いリュックを背負うことで、もう1人の大人は手があくので、子どもの安全に気を配りながら移動できること。
デメリットは、1人で背負うので荷物が重いこと。
出国当初に考えていたスタイルでも、旅をするにつれて自分たちのスタイルに最適化していくと思いますので、最初にあれこれ悩んでた時間が無駄だったなとも思います。
スーツケースにするのか
スーツケースにしてもいいと思いますが、世界中、どこにでも行くので、石畳が多い国や、階段が多い国では、かえって大荷物になるなと思ったので、スーツケースは選択肢から外しました。
また、スーツケースだと、両手が空かないので子どもの安全を配慮したときに、難しいかなとも思います。
その結果、我が家ではリュックが最適解だったのかなと思いますね。
持ち物で意識したポイント(節約・快適性・安全)

子連れでの世界一周では、持ち物を選ぶときに「節約」「快適性」「安全」の3つを意識しました。
荷物は多すぎると移動や観光の負担になるため、必要最低限で効率よくまとめることが大切。
また、Airbnbやホテルの使い分けで宿泊費を抑えつつ、キッチンやランドリーなどの設備を活用して自炊も可能にしました。
持ち物の選び方次第で、旅の自由度や家族全員のストレスが大きく変わるので、紹介していきます。
Airbnbとホテルの使い分け
物価が高い国ではAirbnb、安い国ではホテルを利用しました。
節約にもなりますが、これは荷物を最小限に抑えるための方法でもあります。
ランドリー付きのホテルやAirbnbだと、衣服の量が少なくて済みますし、手洗い洗濯というストレスからも逃れられますよ。
Airbnbはキッチン付きが多く、現地の食材で自炊できる点が便利ですが、使い切れる量の食材を買わないと無駄にもなりますし、荷物になることもあるので、そこは考えて買い物をしました。
物価の高い国は自炊&短期滞在
インスタントみそ汁や簡単な食材を持参することで、食費を抑えつつ子どもにも安心な食事を提供できます。
短期滞在の国では無理に食材を揃えず、滞在期間に合わせた持ち物と工夫で快適性を確保しました。
荷物を増やしすぎないコツ
必要最低限の子ども用品(抱っこひも・ベビーカー・水筒など)を中心に持参すること。
旅をしていくうちにわかっていくのですが、本当に必要なものってほんとうにごくわずか。
世界中に子ども・赤ちゃんはいます。
どこにでもおむつ、ミルク、赤ちゃんが食べれるものはありました。
荷物はあまり構えすぎず、買い足せばいいという考え方が大事だと思います。
まとめ|子連れ世界一周で大事なのは“持ち物よりも余裕”
子連れ4人で世界一周、本当に持っていってよかったものについて紹介していきました。
<持って行ってよかったもの>
- モンベルの抱っこひも
- スターシャーのジップロック
- インスタントみそ汁
- タブレット
- 水筒
- ベビーカー
- サンダル
<持って行けばよかったもの>
- 日焼け止め
- 子ども用カトラリー
- 哺乳瓶洗いセットや洗剤
- レンジでお米が炊けるセット
<いらなかったもの>
- ネックピロー
- デジタルカメラ
- 圧縮袋
持ち物をしっかり準備することはもちろん重要ですが、子連旅で最も大切なのは「余裕を持ったスケジュール」ということを肝に置きながら準備してください。
あとは、荷物が少ないと、移動のストレスも少ないですし、心の余裕が生まれるなとも思いました。
この記事を参考に、自分たちにあった最適な持ち物を選んで旅に挑んでください。
応援しています!
