看護師として働きながら子育てをしていると、
「フルタイム勤務を続けるべきか」「時短勤務に切り替えるべきか」
この2つの間で揺れ動く瞬間はありませんか?
私もその一人でした。
患者対応にイライラしてしまったり、
医療ミスを引きずってしまったり…。
家に帰る頃には心も体もすり減っていて、
“家族との時間”を楽しむ余裕はありませんでした。
そんなとき、家族4人での世界一周という大きな経験をきっかけに、
私は働き方そのものを見直す決断をしました。
この記事では、看護師ママである私が
フルタイムから時短勤務に切り替えて感じた変化、メリット・デメリット、心の変化
を正直にお伝えします。
同じように悩む看護師ママが、
「自分らしい働き方を選んでいい」と思える手助けになれば嬉しいです。
なぜ時短勤務を選んだのか

フルタイム勤務で感じていた違和感
外来勤務をしていた頃、患者さんにイライラしてしまう日が増えました。
医療ミスをしたときは、家に帰っても引きずってしまう自分がいて、
「この働き方をずっと続けたら、私は壊れてしまうのでは?」
と感じるようになりました。
家族時間を優先したいと思った理由
子どもが大きくなると、習い事や学校で家族の予定を合わせるのが難しくなっていきます。
「今このときしかない、小さい子どもとの時間を大切にしたい」
そう思い、育休明けに思い切ってフルタイムから時短勤務へ切り替えました。
旅の経験が背中を押した
家族4人での世界一周は、私にとって大きな転機でした。
外国では長期で休暇を取り、家族で旅をするのは当たり前。
日本では難しいからこそ、私は自分で働き方を変える必要がある――。
旅の光景が、強い動機になりました。
時短勤務に切り替えて感じた変化

仕事へのイライラが減った
勤務時間が短くなったことで、心に余裕が生まれました。
同じ仕事でも気持ちの余裕があると、こんなにも受け止め方が変わるんだと実感しました。
子どもとの時間が“質”ごと変わった
以前は「帰ったらご飯・お風呂・寝かしつけ」で1日が終わっていました。
今は一緒に遊ぶ時間も、ちゃんと話を聞く時間も増えています。
“時間の量”より“心の余裕”が大事なんだと気づきました。
収入が減る不安との向き合い方
収入が減ることが不安じゃなかった訳ではありません。
でも、世界一周で「お金より大切なものがある」と知った私は、
家族の時間のほうが価値が高いと思えたのです。
そして今は、ブログやSNS、将来の民泊やゲストハウスなど、
自分らしい働き方で収入を増やす道も探しています。
周囲の反応と、働き方が変わって気づいたこと

「子どもがいるなら時短は普通」…それでも私には大きな決断だった
周囲からは「子どもがいるなら時短でしょ」と言われることもありました。
でも私にとってはキャリアの形を変える大きな選択。
それでも“自分の幸せ”を優先する決断ができてよかったと思っています。
人生の優先順位が“仕事 → 家族”にシフト
世界一周を通して、私は人生の優先順位を深く考えるようになりました。
あとどのくらい、子どもと一緒に過ごせるんだろう?
仕事より家族時間を優先したい――。
その気持ちは今も変わりません。
旅が与えてくれた時間の価値
旅では24時間家族と一緒に過ごしました。
子どもが空を見て「グラデーションがきれい」と言った瞬間も、
ロスバゲを家族で乗り越えた日々も全部宝物です。
その経験が、「時間が一番の贅沢だ」と教えてくれました。
同じように悩む看護師ママへ伝えたいこと

完璧に働く必要はありません
看護師は責任も重く、つい自分を追い詰めてしまいがち。
でも、完璧じゃなくていいんです。
家族の時間は、今しか作れない
子どもはあっという間に大きくなります。
“今の時間”は未来のどこかで取り戻せるものではありません。
働き方は、自分で選んでいい
会社に合わせるだけが人生じゃない。
家庭、収入、時間…
あなたが一番大切にしたいものを中心にして働いていい。
まとめ
時短勤務への切り替えは、私にとって大きな転機でした。
家族の時間が増え、心の余裕も生まれ、
“生き方は自分で選んでいい”と気づけました。
同じように悩む看護師ママが、
「もっと自分らしい働き方をしていい」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
